地球上で最強の生物”クマムシ”が宇宙の旅から生還した。動画はそのクマムシが動き回る様子だ。
クマムシは裸眼でも見える8本足の無脊椎動物で、体長は50マイクロメートルから1.7ミリメートル。
地球上のどこにでも棲息する緩歩動物と呼ばれる生物だ。
動画で判るとおり爪もあり目もある立派な動物だ。
クマムシの凄いところは生存に必要な物が不足すると代謝を停止することができ、放射能を浴びDNAが損傷した場合、修復できるという機能がある。
クマムシはあらかじめ乾眠(かんみん)と呼ばれる状態にされてから宇宙の旅に出た。
なんとこの乾眠の状態は代謝率が1万分の1まで低下しているので水、空気、餌を必要とせず、摂氏150度以上またはマイナス150度以下の温度でも生きることが出来るそうだ。
宇宙に放たれた一部のクマムシは低レベルの宇宙線を浴び、残りのクマムシは宇宙線の他、直接太陽光を浴びた。
宇宙線を浴びたクマムシは地球に戻ると復活して今までと何ら変わりなく繁殖していったが、太陽光を直接浴びたクマムシの何匹かは死んでしまったが一部は生き残り生還したという。
クマムシが宇宙空間でどのように身を守ったかは判らないそうだ。
今後の課題はこのクマムシの遺伝子を特定して人間のDNA修復の研究の礎にすることだそうだ、
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