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NASAの発表「砒素で生きる細菌を発見」の意味とは?

NASAの発表「砒素で生きる細菌を発見」の意味とは?

先日お伝えしたNASAが地球外生物に関する会見を12月2日に開催予定の内容が明らかになった。その内容は「砒素で生きる細菌を発見」という一見なんのことだか判らないがこれまでの生物学の常識を覆す発見だという。

砒素で生きる細菌は、カリフォルニア州、ヨセミテ公園近くの塩湖モノ湖の堆積物から見つかった。
モノ湖は海水の3倍の塩分を含み、高いアルカリ性で外部に水が流出しない閉鎖された湖だ。
エビや藻、昆虫なども生息している。
湖を構成する要素はリンや炭酸塩や硫黄のほか、砒素も多い。
モノ湖で採取した細菌複数を研究室で糖分などを与えて培養して調べたところ、リンが無い環境の場合、リンの代わりに砒素を代謝に使い、増殖できる細菌を発見した。
この細菌は、塩水を好み、ほとんどは海水にいるハロモナス科(Halomonadaceae)に属するもので、『GFAJ-1』と名付けられた。

光合成を行なう際に、酸素ではなく砒素の酸化還元反応を使う細菌は、以前にモノ湖で発見されているが、砒素自体を細胞に取り込む細菌の発見は初めてだ。

現存する生物の中でも、20種以上の細菌と藻類が、砒素を利用して光合成を行なっている。
モノ湖で採取された細菌は、原始の地球に似た、酸素の欠乏した環境に生息できるものと推測される。なお、砒素を吸収するシダも発見されており、土壌の浄化に利用が期待されているという。
原始の生命は砒素が多い環境で発生し、リンを使う生命はその後で発生した可能性がある。

いままで地球の常識に当てはめて地球外生物を調査していたのが意外な感じがするが、新たなバクテリアの発見により、『生命の定義』が広がり、今後は地球外生命体の存在を調査する場合はいままでの生物の常識では図れなくなったということだろう。

NASAの発表「砒素で生きる細菌を発見」の意味とは?

NASA: Arsenic resistant organism to impact search for ET life

Published in宇宙生物

One Comment

  1. apple apple

    ヒ素とリンは原子価が同じだからね~
    特殊な生物ならできると思っていたよ~
    炭素とケイ素は原子価が同じだから
    ケイ素生物もいるんじゃね~

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