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日本海溝で発見された新種の「ユビアシクラゲ」

日本海溝で発見された新種の「ユビアシクラゲ」

全体に赤みを帯び傘の直径約75cmとクラゲのなかでは大型のため愛称は「ビッグレッド」という「ユビアシクラゲ」だ。
クラゲの水管は傘の骨のように放射状に広がるものが多いが、ユビアシクラゲは編み目のように張り巡らされ糸状の触手を持たない変わり者である。

この画像は2002年4月、三陸沖の日本海溝・深度約1,000mで無人探査機「ハイパードルフィン」によって撮影された。
日本近海でも1996年頃からその存在が知られてはいたものの、深度1,000m前後の深海に生息するため、詳細が不明であった。
クラゲの体はゼラチン質のため網による捕獲は崩れてしまう。そこで、海洋科学技術センターとアメリカのモントレー湾水族館研究所が共同で研究を開始して2002年4月に無人探査機「ハイパードルフィン」により撮影されたのが今回の画像だ。
今回の発見は、分類学上は新亜科となる新種の発見で、学問上の価値も高く、『Nature』にも取り上げられた。

「ユビアシクラゲ」の特徴は、その丸みをおびた傘の下にある立派な太い口腕で数は個体によって4~7本とばらつきがある。
また、通常クラゲは口腕とは別に傘の周囲に細い触手を持ち、それを使って獲物を捕まえるがユビアシクラゲは触手がないため、傘の粘液に付着させ、プランクトンや小さなカイアシ類などを補食するのではと推測されている。
しかし、現時点で獲物を捕らえた個体はまだ確認されておらず、その詳しい生態は依然、謎のままだ。

日本海溝で発見された新種の「ユビアシクラゲ」

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Published in深海生物

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